2008年03月17日

公開実験


昨日、県立大にて公開実験に伺いました。
上記写真の左側が在来軸組構法によるもので、右側が伝統的構法によるものです。
写真のそれぞれ左からジャッキにて圧力(水平力)を加え、耐震性能の特徴を理解する趣旨でした。
たくさんの方々の中に混じり、それぞれ構法の限界ぎりぎりに近いものを視ることが出来、貴重な体験でした。
在来軸組構法は筋交いの力で、伝統的構法は貫の粘りで水平力に耐えようとする。
在来軸組構法の筋交いは、限界に達すると外側に湾曲し、金物は変形し浮き上がり、何時崩壊してもおかしくないほど。
しかし、伝統的構法の貫はきしみはするものの変形に耐え、すぐに崩壊には至らない状態。
この実験でいかに伝統的構法の粘りが地震に対して効果を期待できる可能性が有ると実感しました。
また、在来軸組構法の筋交いの力に頼りすぎることは危険性が高いと感じました。
これからもこの様な実験はより広い方々に見学してほしいものです。

  

Posted by 谷設計 at 12:29Comments(2)TrackBack(0)伝統木構造会